つどう
EVENT
新しい出会いがあるイベント
ものづくりと
心のケア
『復興から自立へのものづくり』(小学館)刊行記念トークイベント
東日本大震災後、東北各地でものづくりによる復興プロジェクトが数多く立ち上がりました。活動を終了した団体も含めると、その数は数百に及びます。
なぜものづくりだったのでしょうか。理由はいくつか挙げられますが、
そのうちのひとつに「ものづくりの持つ、作業療法的な側面」があるでしょう。
『復興から自立へのものづくり』の著者、飛田恵美子さんは、ものづくりによる復興プロジェクトを取材する中で「手仕事をしている間は、津波や余震の恐怖、つらい記憶を忘れることができた」
「仮設住宅に引きこもっていた高齢女性がものづくりに参加したら、みるみるうちに元気になった」
などという話をたくさん聞いてきたそうです。ものづくりの持つこうした力は、被災地だけではなく、さまざまな場所で応用できるものではないでしょうか。
実際に、南三陸・陸前高田・石巻・東松島で活動する「ふっくら布ぞうりの会」では、
東北の女性たちが講師となり、うつ・引きこもりなどの難題を抱える首都圏の女性たちに向けた布ぞうりの講習会をはじめました。
また、復興支援プロジェクト「EASTLOOP」で技術を磨いた女性たちが立ち上げた
編み物会社「東北クロッシェ村」の夢は、東北にニットミュージアムを設立し、
ものづくりの力を発信することだといいます。
さまざまな作業や手工芸を用いて心身の治療を行う作業療法士は、
これらの動きをどのように見るのでしょう。
今回のイベントでは、ご自身も石巻で被災された作業療法士の中山奈保子さんに、
ものづくりが脳や心に与える影響についてお話を伺います。
また、「ふっくら布ぞうりの会」代表の工藤賀子さん、
牡鹿半島で女性たちのものづくり支援を行ってきた「一般社団法人つむぎや」代表の友廣裕一さんに、実際のエピソードを語っていただきます。
聞き手は、3月1日に『復興から自立へのものづくり』を出版した飛田恵美子さんです。
【主催】
神保町ブックセンター
【注意事項】
・キャンセルをご希望される方への払い戻しは、
3月28日 20時までにご連絡いただいた方のみとさせていただきます。
・不参加による払い戻しはいたしかねます。
・イベントの録音・動画撮影はお断りいたします。
このイベントは終了しました
2019.03.31 SUN
15:00 - 17:00