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新しい出会いがあるイベント

おっぱい研究は世界を揺さぶる――文学から、美術から

『ゆれるおっぱい、ふくらむおっぱい 乳房の図像と記憶』(岩波書店)
刊行記念 木村朗子×向後恵里子 トークイベント

木村朗子×向後恵里子
2018.09.03 MON
19:00 - 21:00

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「「おっぱい、おっぱい」と連呼するとは、あの岩波書店になにがあったのだろう」
(『芸術新潮』7月号「BOOK」諏訪敦さん)、
「岩波書店刊とは思えない本」(『週刊文春』7月12日号「私の本棚」立花隆さん)

……と、一部で話題の本、『ゆれるおっぱい、ふくらむおっぱい 乳房の図像と記憶』。
たしかに珍奇な画像がいっぱい(約170点掲載!)、22人の執筆者による切り口は多彩、なかなかに異色な本ではあります。

しかしながら、収録されたいずれの論考も、「ちぶさ」「にゅうぼう」「ちち」「むね」「おっぱい」等といわれる器官がいかに表されてきたかを、いたって真面目に探究したものです。
この本の魅力はどこにあるのか、おっぱいを研究することに、どのような意義があるのか。本書に貝殻ビキニについての論考を執筆された向後恵里子さんと、コラムを寄稿された木村朗子さんのお二人をお招きし、岩波書店の編集者、渡部朝香さん司会のもと、おっぱいの奥深さ、人文科学の底力を語りあっていただきます。

木村朗子(きむらさえこ) 1968 年生まれ。津田塾大学学芸学部教授。
専門は日本文学。著書に『乳房はだれのものか――日本中世物語にみる性と権力』(新曜社)、『女たちの平安宮廷――『栄花物語』によむ権力と性』(講談社選書メチエ)、『女子大で『源氏物語』を読む――古典を自由に読む方法』『その後の震災後文学論』(いずれも青土社)など。

向後恵里子(こうごえりこ) 1977 年生まれ。明星大学人文学部准教授。
専門は日本近代美術・視覚文化・表象文化。著書に『幕末明治――移行期の思想と文化』(共著、勉誠出版)、『木口木版のメディア史――近代日本のヴィジュアルコミュニケーション』(共著、勉誠出版)。 論文に「日露戦争の美術――戦争画・従軍画家・美術国」『近代画説』第26 号(明治美術学会)など。

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