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新しい出会いがあるイベント

「ほとんどない」ことにされている側から見た『壊れる男たち』の話を。

『壊れる男たち―セクハラはなぜ繰り返されるのか (岩波新書)』重版記念
『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。(タバブックス)』刊行記念

金子雅臣×小川たまか
2018.08.06 MON
19:00 - 20:30

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男たちはなぜセクハラを繰り返すのか、そしてなぜそのことに無自覚でいられるのか。

財務省に続き、狛江市でも発生した組織トップによるセクハラ問題。なぜ彼らは自らの加害性に無自覚なのでしょうか。セクハラ「する男」と「しない男」の違いに迫ったノンフィクション、『壊れる男たち――セクハラはなぜ繰り返されるのか』が出版されたのは2006年。それから十年以上たった今もなお、セクハラをはじめとする性暴力や、性差別による人権侵害が激増するなかで、「今こそ読まれるべき」とSNS等で話題となりました。

神保町ブックセンターでは、その『壊れる男たち―セクハラはなぜ繰り返されるのか (岩波新書)』の著者であり、かつては東京都の労働相談に従事し、セクハラ事件の解決のために被害者・加害者、双方の当事者に多く関わってこられた金子雅臣さんと、7月に初の単著である『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。(タバブックス)』を上梓されるライターの小川たまかさんのお二人にお話を伺います。

セクハラ問題研究の第一人者である金子さんは、出版から十年たった今の社会状況をどう感じているのでしょうか。
また、性暴力被害、痴漢犯罪、年齢差別、ジェンダー格差、女性蔑視CM、#metoo…多くの人がフタをする問題を取材し、発信し、声をあげ続けている小川たまかさんは、この本をどう読まれたのでしょうか。

依然、社会に横たわるこの身近な問題について、ともに考える一夜。
性別や年齢を問わず、みなさまのお越しをお待ちしております。

金子雅臣(かねこ・まさおみ)
1943年生まれ。静岡大学卒。
1969年東京都庁に入庁後、品川、亀戸、王子、中央労政事務所で長年にわたり労働相談を担当。退職後は、セクハラ・リストラ・パワハラ問題を専門とする労働ジャーナリストとして活動。2008年、職場のハラスメント研究所を設立し、所長に就任。『壊れる男たち――セクハラはなぜ繰り返されるのか』(岩波新書)、『パワーハラスメント』(岩波ブックレット)、『パワーハラスメントの衝撃』(都政新報社)、『知っていますか? パワーハラスメント一問一答』(解放出版社)、『職場いじめ』(平凡社新書)、『部下を壊す上司たち』(PHP研究所)など著書多数。
職場のハラスメント研究所  http://www.harassment.jp/

小川たまか(おがわ・たまか)
1980年、東京都生まれ。
立教大学大学院文学研究科卒業後、フリーライターを経て2008年から編集プロダクション取締役。2018年4月に独立し、再びフリーに。Yahoo!ニュース個人「小川たまかのたまたま生きてる」(https://news.yahoo.co.jp/byline/ogawatamaka/)などで執筆。性暴力被害当事者を中心とした団体、一般社団法人Spring スタッフ。
性暴力と報道対話の会メンバー。
『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。』(タバブックス)は初の著書。

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